おはこんばんちは、mt1989(@mt1989_sono1)です。
皆さん好きな焦点距離ってありますか?レンズを買い漁る結果同じ焦点距離のレンズを持ってたなんてこともあると思います。それってその距離が自分の扱いやすい距離であることが多いのです。今回はすべて単焦点のお話。
僕の場合は、50mmがそれにあたります。一般的には標準域の中でも更に標準レンズとして言われる距離なので慣れ親しんでいる人が一番多いかつ、メーカーも50mmのレンズの開発は力をいれているので、その50mmレンズが使いたいからそのメーカーにしてるっていうこともザラにあります。
魅力1「コスパの高いレンズが多い」
今となってはわかりませんが、昔は設計的に明るいレンズを作れるぎりぎりが50mmでした。オールドレンズなどを見ていただくとわかりやすいですが、35mmなどの明るいレンズが登場したのは、ほんのここ最近の話になります。それでも明るいレンズであることを優先して50mmではなく55mmになっているなんて話もあります。明るいレンズはほしいけど重くなりすぎたり大口径で取り回しが悪くなると売れないというメーカーの戦いが垣間見れます。
そういう背景があるので、50mmというレンズはメーカーの特徴が一番出るレンズであると言えます。またノウハウも多く、一番売れる単焦点であるので大量生産のコストダウンが叶うわけです。ユーザーもローコストから好むので、一番最初に手にする単焦点の1位に輝いていますといういい関係があるんですよね。なのでメーカーが力を入れた比較的コストが高いレンズが手に入れやすい焦点距離のレンズということになります。
どのカメラメーカーにしようかと購入を迷ったときは、単焦点の50mmレンズのバリエーションを見て自分の購入できる範囲から魅力的なレンズがあることを確認してから決めるのもありかと思います。
魅力2「ほどよい距離感」
ポートレートなどの撮影になるんですが、僕は50mmをコミュ障に最適な距離だと思っています(笑)35mm以下だと近すぎて緊張するし、声をかけるなら85mmは自分の中では音量あげないと駄目で周りの人の目などが気になってしまいます。
最短撮影距離も無理してないものが多く、TAMRONさんなんかはこだわりがあるのかめちゃくちゃ寄れるので30cmとかまで寄れてしまいますが、普通は35mm~程度です。この距離感は、被写体によりすぎてないので第三者から見ても怪しくは映らないでしょう。
魅力3「ほどよいボケ感」
レンズによって一概に言えませんが、基本的にはフルサイズようのものはF1.8以下の明るさがベースになっていると思います。APS-CならF1.4以下ですかね。
設計に無理させない範囲で絞りの上限をきめているので、ボケも暴れないきれいなものが多い印象。僕が愛してやまない人生を変えたレンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art」なんてあのパキパキの感じでボケはとろけるようにと、まさしく神レンズでしたからね。もう手放してしまいましたが…フルサイズがあるならぜひおすすめのレンズなので、チェックしてみてください。
魅力4「歪まない」
焦点距離が小さくなるほど、写真には歪みが発生しやすくなります。あえて表現として使わないのであれば歓迎する効果ではないのですが、50mmも全く歪まなくはないです。ただ、その歪みが気になるレベルにはないので、非常に使いやすい。35mmはどうしても歪みがでるので、臨場感などを取り入れる場合は切り替えて使いたい。
テーブルフォトは更に歪まない85mm付近の中望遠を使う人が多いですが、50mmでやってもぶっちゃけ違和感はないです。商用の撮影なら気になることもあるでしょうが、50mmで撮れないモノはないというぐらいですのでね。
愛してやまない50mmだが・・・?
仕事で1本だけ持っていけと言われたら、選ぶのは標準域の大三元ズームレンズになります。特に失敗できないときなんかはやっぱり大三元を使っています。
撮れる絵はもちろん単焦点の方が好みなんですが、現場によってどうしても無理がでてくるのが単焦点です。それは自分で動いてフレーミングするという「身体で撮る」という性質を持っているからしかたないんです。そういう場面では単焦点にこだわらずにズームレンズを活用すべきなのですが、ここぞ!というときは50mm単焦点に切り替えて撮影しています。
50mmは非常に融通がきく素晴らしい焦点距離です。望遠的に撮影することも広角的に撮影することもできる魅力があります。まぁすべてのレンズでそうでしょとも思われるかもしてませんが、一度使っていただけるとその融通がきく使い勝手の良さがわかってもらえると思います。キットレンズしか持ってない人などには是非一度手にして欲しいです。世界がかわることでしょう。
【気になるレンズやカメラはまずはお試し!】
普段タンスの肥やしになっているレンズがあるなら、売って必要なときだけ”最新”レンズをレンタルするのがコスパ良です。