今回紹介するのは、以前知り合いの業者さんに「手間をかけたくないけどInstagramで統一感持たせた投稿したいんだよね」と相談された時に、こういうプリセットはどう?と作ったプリセットを更に進化させたものになります。
コンセプトは、どんな写真にでも使えて特有の雰囲気をもたせて組写真で見たときも統一感があるです。あー!こういうトーンの写真インスタあるあるだよね!っていう感じを使いやすく更に構成しているイメージ。
それでは、さっそくフォト研いってみましょう!
※記事の内容はデスクトップ版のLightroomを前提に構成されています。モバイル版でも活用できますが、JPGの場合は色味が若干かわるかもしれません。
基本補正は適正になっているという前提でトーンカーブを見ていきましょう!
※後述するプリセットでは、個人的にこれなら万能かなと思う設定に調整してます。
※後述するプリセットでは、個人的にこれなら万能かなと思う設定に調整してます。
トーンカーブですが、若干シャドウ側を持ち上げてハイライト側を抑えていますが流行りのフィルムライクになりすぎないようにしています。全体的な色味はもうここのRGBで調整してます。見ていただければわかるようにテッパンのS字カーブを描いてます。
これも若干ですが、レッドを抑えることで全体的な印象を寒色になりすぎない程度に操作してます。下品にならない程度コントラストだけつけてあとはHSLのほうで調整していきます。
HSL / カラー
さて、今回は気をつけるところがありまして、そこまでフィルムライクにはしてませんが、色味としては希望色に近い状態になっています。トーンカーブで全体の色味を作っているのであとは軽く調整していくのですが、希望色に近づけた場合は人肌をやりすぎないことが注意だと思ってます。
あえて色を転ばせるのですが、今回の場合は寒色のシアン・グリーン方向へ転ばせているので肌色が不自然にならないように調整することが一番のポイントです。
全体的に色相は、ニュートラルに寄せるようにしてキャリブレーションで更に追い込みます。調整次第ですが、今回の場合はキャリブレーションを動かすことで彩度が上がってくることがわかっているので、抑えめにしてます。ここの項目はキャリブレーションを動かしたあとに再調整している部分なので、ニュートラルにすることが大切!とだけ思って調整すると吉です!
キャリブレーション
キャリブレーションってRAW現像する人で触る人と触らない人すっぱり分かれるのと使い方も意外と違うかったりします。まぁ本来の意味ではメーカーごとに色味が違うのでそれを合わせるのかな?と思いますが、大事なのは色が全体的に動くということです。
めちゃくちゃ面白い仕様なんですが、極端に色が動くので使い方をミスれば、今まで調整してきたことが駄目になってしまうので、最初は少しずつ動かしてどう作用するのか把握しなうと触りにくい部分かと思います。ニコンで肌色をきれいに出すときはグリーンの色相をプラスしたりよくしますよね。
僕の場合、肌のマゼンタをここの色かぶり補正でグリーンに寄せることで中和してます。結構効いてくるテクニックなんで、他にも応用可能です。基本的にはこの形、レッドの色相はプラス、グリーンはプラス、ブルーはマイナスでちょっとティールオレンジぽさが出てきます。彩度はケースバイケースですが、万能を狙ってるのでやりすぎない数値を設定してます。
Instagramとかで、肌色のシャドウ部分だけオレンジが強くなる写真よくみませんかね。そのトーンをここで強く表現しています。肌のハイライトから中間までは透明感がでて、シャドウ部だけ色乗りがよく見える例のアレです。ありがちありがち。
プリセット適用作例
インスタ系のフォトグラファーさんがよくこんな色味だーって感じで感じてもらえるかなと思います。同じプリセットで露光量中心に微調整しただけのものになります。
個人的にちょっと希望色に近づけすぎると肌色のコントロールが1枚1枚必要になるので、この辺がいい塩梅ですかね。人によってももっと肌色のオレンジが強かったりしますが、そういう色味はオールドレンズとかのほうが向いてる気がするので、今回は上品に。
プリセット配布
結構重要な部分は今回公開しているので、このまま調整していただいたらいいとは思うのですが、めんどくせぇとか基本補正わからんしとか言う方は僕のInstagramをフォローしたうえでDMくださればLightroom用のプリセット配布いたします。
ちなみに、FUJIFILMユーザーの人はここから更にフィルムシュミレーションプロファイルを重ねても破綻せずに面白い結果になるのでお試しあれ。
FUJIFILM フィルムシミュレーション適用例
【気になるレンズやカメラはまずはお試し!】
普段タンスの肥やしになっているレンズがあるなら、売って必要なときだけ”最新”レンズをレンタルするのがコスパ良です。