今回は、ほんまはあんまり教えたくないエモエモフィルターをご紹介します。フィルターと言えば、ケンコーさんやNisiさんのブラックミスト(映画などで使われていた)が有名で、よくオールドレンズに近い描写がすると、一時期品薄になるぐらい人気だったのでご存知の方も多いでしょう。
焦らしても仕方ないので、さっさと商品の紹介にまいりましょう!
TOKYO GRAPHERさんの「OPF 550-L」「OPF 650-L」です。商品は、リンク先から購入できますというかAmazonなどでは販売されてない?気がします。
OPF 550-Lのここがすごい
なにがすごいって、「つけるだけでエモくなる」ということです。エモいって表現自体が特にコレだ!という説明は難しいのですが、基本的には「ハイライト・シャドウのにじみ」「色の転び」などがあるフィルムライクな描写がエモいと言われる傾向にあります。このフィルターは、そのどちらも最新のレンズでとっても表現してくれる正に求めていたフィルターです。
実際にフィルムライクな表現を今しようとするとデジタルカメラでは、現像・レタッチを頑張るか、オールドレンズを使うぐらいしか表現はできないわけですから、それが撮った瞬間から効果として写真に反映されているので、見せたい表現がフィルムライクな人は常につけててもいいんじゃないかなと思わせるぐらいの魅力があります。
あ、あと1つ「解像感が失われない」というすごいメリットもあるんですよ。有名なブラックミストフィルターも同じようにフィルムライクにハイライトやシャドウににじみがでるんですけど、OPFフィルターも同じような効果を生みますが、その効果の塩梅がやりすぎてないので、あとで現像・レタッチするのも非常にコントロールしやすい。
OPFフィルターは2種類ある
若干注意なのが、TOKYO GRAPHERさんからはOPFフィルターが2種類発売してます。「550-L」と「650-L」なんですが、それぞれ色の転び方が違います。
「550-L」のフィルターは、緑方向に色転びが発生します。青緑っぽくなるイメージで寒色系のフィルターです。「650-L」は、その逆の暖色系のフィルターで黄方向に色転びしていくイメージです。
購入したのは「550-L」で気に入ってしまって、今は2つ持ってます。どちらも購入して状況によって楽しむのもよし、好みのものだけ買って統一感を大事にするもよしです!
FUJIFILMのフィルムシミュレーションと相性抜群
撮って出しに、フィルムのような描写を加えるってなんかと似てませんか。
そう、そのコンセプトはFUJIFILMさんのフィルムシミュレーションと一緒なんですよね。特に比較的新しいフィルムシミュレーション「クラシックネガ」との相性が神ががっています。最初はなんか遊びで使うつもりで購入したんですけど、今はつけっぱなしにして気軽なスナップは、クラシックネガとOPLフィルターで超簡単フィルムライクを楽しんでます。
フィルムシミュレーションなんかないよっていう人も、フィルムライクに最終的にしたいと思って編集するなら、目的の表現までのアクセスがめちゃくちゃ早くなるので、おすすめです。
作例(OPL550-L + クラシックネガ)
クラシックネガがいいというのもあるんですが、個人的にマゼンタが強くて使いにくいなぁと思ってたので使ってなかったんですけど、OPF550-Lでマゼンタが中和されるのでかなり使いやすいフィルムシミュレーションとなってしまった。
光をいれると、本当にオールドレンズのようにハレーション(軽い虹色フレアも)が出始めるので、フィルムライクが好きな人はガンガン取り入れてもいいかと。僕はカメラ好きっ子なんであまり直射で日をいれることが少ないので作例はないですけど(殴
最後にクラシックネガを適応してないのがこちら。建物のハイライトに青緑が入って、シャドウが青っぽくなってるのがわかるでしょうか。補正一切なしでこれが撮れるならオールドレンズはもう少し雰囲気をつけたいときに使おうと思って、タンスの肥やしになってます。
オールドレンズまで大層なものは用意するのもアレだし、レンズたくさん持ち歩きたくないしって人は、忍ばせていれば表現が広がるので、ぜひ1つお手に取ってみてはいかがでしょうか。
【気になるレンズやカメラはまずはお試し!】
普段タンスの肥やしになっているレンズがあるなら、売って必要なときだけ”最新”レンズをレンタルするのがコスパ良です。